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するという消極的な方法もあります。
自分のストレスの状況と、ストレス解消の方法が適当に保たれているか、ということについて、時には情意テストなどで調べることも必要のようです。
私たちの体と心は密接に関連しています。
体が外界にうまく適応していくためには、神経系と内分泌系とがバランスよく調節されていることが大切です。
この調節メカニズムが円滑に機能しなくなると、さまざまな異常が現われてきます。
その原因は物理的、科学的因子もありますが、ほとんどは不安、緊張、あせり、不快、心労など精神的なものです。
例えば、事故や人間関係から精神的苦悩という刺激を受けると、これに順応しようとしていろいろな反応が現われます。
自律神経系はコントロールの力を失い、その結果として循環系や消化系などに障害が起こります。
その結果、心身症と呼ばれる高血圧・狭心症・心筋梗奏や胃・十二指腸潰瘍などになります。
また、精神活動も影響を受けます。
疲れやすい、気力がない、落ちこむ、考えがまとまら

 

 

 

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